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オピネルの黒錆加工。

DIY
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こんにちは、猫田です。

アウトドア好きの3人に1人は持っている『オピネル・フォールディングナイフ』(猫田調べ)。

今回は、その『オピネル・カーボン』に黒錆加工をします。

準備するモノや全工程をご紹介する保存版です。

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『オピネル・フォールディングナイフ』とは

歴史

フランスのサヴォワ地方の鍛冶屋ジョゼフ・オピネルが、1890年に発明した折りたたみ式ナイフです。

「子どもに最初に与えられるナイフ」と呼ばれており、日々の作業や料理、食事などに使われています。

道具としての扱い方、安全な使用法を学ばせる、非常に身近なナイフです。

フランス版、肥後の守のような存在ですね。

近年、日本でも優れたツールとしてのナイフの使い方を、子どもに教える動きが広まっています。

危険なモノである、と遠ざけるのではなく、正しい知識と扱い方を教えるのは、とても良いことだと思います。

どんなに素晴らしいモノでも、持つ人によって道具から凶器に変わってしまいますしね。

正しい扱い方を学んだ子どもたちは、創造性が増し、クリエイティブな傾向にある、との報告もあります。

ちなみに、あのピカソもオピネルを愛用していました。

オピネル・フォールディングナイフの種類

様々な種類がありますが、特に有名なのは、『オピネル・カーボン』『オピネル・ステンレス』です。

2つとも、形とサイズのバリエーションは同じですが、素材が違います。

 

『オピネル・カーボン』の素材は炭素鋼。

鉄と炭素の合金で、鋼の一種です。

切れ味が良く、研ぐのも比較的簡単ですが、基本的に鉄なので、放っておくと錆びます。

定期的に手入れをしないといけないため、面倒だと思われるかもしれませんが、手間をかけるほど愛着がわき、育てる楽しみもあります。

今回、黒錆加工をするのは、この『オピネル・カーボン』です。

 

『オピネル・ステンレス』は、その名の通りステンレス製。

ステンレスは硬いため研ぐのは難しいですが、さびにくく扱いが楽です。

少々雑に使っても平気なので、入門用にピッタリだと思います。

『オピネル・ステンレス』は、黒錆加工する必要はありません。

黒錆加工とは

ブレード表面を酸化被膜で覆い、サビを防ぐ加工のこと。

簡単に言うと、わざとサビさせ、赤サビの発生をしにくくする処理です。

しかし、永久に防サビ効果が続くわけではありません。

しばらくすると落ちてきます。

使用頻度にもよりますが、定期的に処理してあげる必要があります。

ですが、家にあるモノででき、特に危険でもないのでハードルは低いです。

用意するモノ

・紅茶のティーバッグ 2、3個

・水 800cc

・酢 200cc

・パーツクリーナー

・食器用洗剤

・プライヤー

・金づち

・ポンチ

・ヤスリ、サンドペーパー

・乾性油 リンシードオイルやくるみ油など

・容器

・割りばし

・タコ糸

・ジップロック袋タイプ

オピネル・フォールディングナイフ・カーボンの黒錆加工開始

準備

加工をする前に、研ぎとサビ落としを済ませてください。

切れ味が良く、サビもない場合は飛ばしても大丈夫です。

溶液作り

1リットルの溶液を作ります。

800ccの水を沸騰させ、ティーバッグを2、3個放り込み、できるだけ濃い紅茶をいれます(※飲みません)。

冷めたら、そこに200ccの酢を加えます。

紅茶が熱いうちに酢を加えると、むせますので気をつけてください。

溶液はこれで完成です。

この、紅茶のタンニンと、酢酸がブレードに酸化被膜を作ります。

オピネル・フォールディングナイフの分解

刃を閉じ、ストッパーをロックします。

その状態のままプライヤーでブレードをはさみ、引き出すと、ストッパーリングが外れます。

思い切って引っ張り出して平気です、結構丈夫なので。

※ケガには気をつけましょう。

 

ストッパーリングが外れたら、ポンチと金づちでブレードを留めているピンを叩いて抜きます。

ピンの頭側ではなく、先端側を叩いてください。

全てのパーツは簡単にバラバラにできます。

なくさないよう注意です。

ブレードの洗浄と脱脂

取り外したブレードを食器用洗剤で洗います。

キレイに洗い、洗剤もしっかり落としましょう。

乾かしたらパーツクリーナーで脱脂します。

油分や汚れが残っていると、うまく黒錆加工できませんので、ていねいに!

ブレードを溶液に投入

ブレードのピン穴部分にタコ糸を通し、割りばしに吊るして溶液につけると良いと思います。

あとで取り出しやすいので。

容器は、2リットルペットボトルの上部3分の1を切り取ったモノを使っています。

このまま1時間ほど漬け込みましょう。

しばらく見ていると、泡がフツフツと出てきて、化学実験のような雰囲気になってきます。

グリップの調整

オピネル・フォールディングナイフのグリップは木製(おもにブナ材)なので、水を吸うと膨張します。

そのため、ブレードが開きにくくなったり、閉じにくくなったりします。

これを防止するために、ブレードをはさむ部分をヤスリやサンドペーパーを使って、広げておきましょう。

あまりに削りすぎると破損しやすくなるので、ほどほどに。

黒錆加工の完了

1時間経ったらブレードを引きあげてみます。

画像のように、表面全てが黒くなっていたら成功です!

ムラがある場合は、もう一度洗浄、脱脂し、溶液に漬け直しましょう。

黒光りするタクティカルな雰囲気に。

分解と逆の手順で組み直します。

乾性油でコーティング

ジップロックにナイフが浸かるくらいの乾性油を入れ、一晩から三晩ほど寝かせましょう。

乾性油はグリップの木材内部に浸透しポリマー化します。

耐久性が上がると同時に、耐水性も強くなるので、ぜひやってください。

注意点として、必ず乾性油を使うこと。

サラダオイルやオリーブオイルでは、ただベタベタになるだけです。

リンシードオイル(亜麻仁油)、くるみ油、えごま油など、スーパーで売っているモノで大丈夫です。

仕上げ

一晩から三晩経ったら、キレイに油を拭き乾かして完成です!

お疲れさまでした!

※ペーパータオルなどで乾性油を拭きとったら、水に濡らして捨ててください、自然発火する可能性があります。

 

まとめ

正直、面倒な時もありますが、「道具を手入れして長く使っていく」ということが好きです。

少しずつ自分の手に馴染んでいく過程を見るのは、気持ちいいものなんですよね。

一度やってみると割と簡単なので、黒錆加工に挑戦してみてください。

危険な薬品なども使わないので、キッチンでできますし。

以上、「『オピネル・フォールディングナイフ・カーボン』の黒錆加工。」でした、それではっ。

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