こんにちは、猫田です。
2018年9月6日午前3時7分頃、北海道南西部を震源とする地震が発生しました。
7日現在、道内の多くの場所で停電しており、完全な復旧までに、少なくとも1週間ほどかかると発表されています。
また、断水している地域も10以上あるとのことです。
大阪を中心に、大きな爪あとを残した台風21号や、西日本豪雨など、この夏は大きな災害が起きました。
ぼくの暮らしている地域も、豪雨などで陸の孤島になることが度々あるので、備えは必要だと日頃から思っています。
直接的な被害はなくても、停電や断水など、ライフラインを絶たれた時にどう乗り切るか。
そういった際に、キャンプ、登山、などのアウトドアレジャーで使う道具が、かなり活躍してくれるので、ご紹介します。
※ライフラインを断たれ、自宅で孤立した際を想定していますが、緊急時にすぐ持ち出せるよう、50Lのザックに収納できるものを、ご紹介しています。
※必ずしも当記事が、災害時の安全を保証するものではございません。
衣服
雨具
以前、夏山で雨に降られても、寒さで死にかけないための雨具。という記事にも書きましたが、場所によって、雨濡れは命取りになります。
そうでなくても、濡れたままでいると、体力を奪われるので、雨具は必須です。
ぼくはモンベルのストームクルーザージャケットを使用しています。
ゴアテックス製品としては、コストパフォーマンスも高く、機能も満足なレベルです。
ただ、汗っかきということもあってか、真夏は少しムレます。
長靴
家に長靴があれば、それでかまいません。
深いぬかるみや、水の中など、長靴ではかえって危険な状況もあるので、注意が必要です。
クルクルっと、コンパクトに収納できるものを準備しておくと便利です。
飲食と調理
水
非常用に、ペットボトルのミネラルウォーターを、常備している方もいらっしゃるかと思います。
使った食器をミネラルウォーターで洗うか?
というと、結構迷います。
飲み水を消費してしまいますし、かといって殺菌されていない雨水などで洗うのは危険です。
一番、現実的で衛生的なのは、使い捨ての食器や、割り箸の使用ですが、どうしても用意できない場合もありますよね。
小型の浄水器があれば、雨水やお風呂に貯めておいた水を使えます。
でも、正直なところ日常で使う機会は、ほぼないかもしれません。
いざという時の保険として、あれば安心ですし、もちろん飲んでも大丈夫です。
ちなみに、山では、使用ずみの食器は、キッチンペーパーや除菌ウェットティッシュでふいて綺麗にします。
調理用バーナー
登山、キャンプ用の小型シングルバーナーがあれば、お湯を沸かしてカップ麺を作ったり、簡単な料理ができたりと、温かい食事を用意することが可能です。
家庭用のカセットガスコンロでもいいのですが、防災袋やザックに収まるサイズで選んでいます。
小型のバーナーでしたら、燃料のガス缶(250g)とともに、クッカーに収納でき、スペースもとりません。
クッカーは、そのまま食器にもなります。
その他のもの
モバイルバッテリー
スマートフォンの充電に必要、というだけではありません。
電池を必要とする機器のバッテリーを、一本化しておけば、よけいなものが増えないので、おすすめです。
ぼくは、スマホ含め、懐中電灯やヘッドライトなどなど、全てUSB充電タイプを選んでいます。
様々な種類の電池を、機器ごとに用意する必要がないからです。
そのため、ある程度、容量の大きなモバイルバッテリーがあると安心ですね。
懐中電灯
USB充電が可能、防水仕様、信頼できる有名メーカーであることから選びました。
操作もシンプルで、片手で使えます(照らす範囲の選択は、両手でないとできませんが)。
明るさも充分ですし、バッテリーの持ちもまずまず。
頑丈な作りで、安心して使えます。
ヘッドライト
こちらもUSB充電式で、防水仕様。
ヘッドライトは、両手が空くのがポイント。
荷物を持っていたり、子どもを連れていたり、という場合でも周囲を照らせます。
ライトを内側に向けて、ペットボトルに巻きつけておけば、簡易ランタンとしても使用できるので、1台2役とお得です(透明なペットボトルだと、光の反射が少しまぶしいこともあります)。
救急セット
ばんそうこうや、包帯、消毒液、さいほう道具などなどを、適当なポーチに入れています。
自宅にあるもので充分です。
しかし、緊急時に誰が見ても救急セットだと分かるよう、ガムテープに「救急セット」と書いて、ポーチに貼りつけています。
【番外編】
ここまでご紹介したものの他に、数日分の水と食料も必要です。
自宅での孤立を想定していますので、今回は省かせていただきます。
しかし、そういったものも、日頃から備えておくべきですよね。
わが家は、湧き水の利用ができるので、断水になっても割と余裕があります。
しかし、停電の長期化は厳しいですね。
真夏の猛暑や、真冬の氷点下など、命の危険があります。
ソーラー、風力、水力などで、少しの量でも自前で発電できないか、探っている段階です。
保険として、燃料タイプの発電機を用意しておいてもいいかな、と思っています。
まとめ
いざという時の為に、準備しておくのは大切なことです。
まずは、家族と自分の身を守るのが第一ですが、防災袋の置き場所や、避難経路の把握など、しっかり意識しておくべきだなと思います。
今回、ご紹介した道具類も、もし購入されたら、一度は使ってみたほうがいいです。
初期不良や、誤った使用をして、事故が起きる可能性もゼロではないですし。
普段使いもできますので、週末、家族でピクニックに行ったり、バーナーで料理したりと、楽しみながら道具に慣れることもできますよね。
少しでも参考になりましたら、嬉しいです。
以上、地震や台風などの災害時に使える、アウトドア道具。でした。
今回の地震で犠牲になられた方のご冥福と、被災地の一日でも早い復興を、心からお祈り申し上げます。
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