こんにちは、猫田です。
定期的に読み返している、『一生ものの、山道具』。
ホシガラス山岳会による山道具愛に満ちた、この本の紹介です。
ホシガラス山岳会とは
写真家、スタイリスト、料理家、編集者、デザイナー、木工作家、ヘアメイクアーティストらからなるグループ。
本書以外にもホシガラス山岳会名義で、登山、アウトドアレシピなどを扱った多数の著作があります。
金子夏子
小林百合子
小池瑠美子
森美穂子
しみずまゆこ
髙橋紡
野川かさね
山戸ユカ
『一生ものの、山道具』は、山道具+ストーリー
いわゆる山道具紹介本とはちょっと違います。
最新の山道具や、頑丈で一生使い続けられるものを掲載しているわけではありません(出版当時最新のものや、頑丈なものももちろん載っていますが)。
メジャーなものからマイナーなもの、安価なものや高価なものまで、ホシガラス山岳会のメンバーたちが実際に愛用し「一生使い続けたい山道具」が、本人らのストーリーとともに紹介されています。
そのため、現在では入手困難だったり、廃盤だったりする商品も含まれます。
豊富な写真と、思いもよらない山道具が紹介されていることもあり、パラパラめくるだけでもワクワクしてくる本です。
タイトルに「一生もの」とありますが、誰にとっても「一生もの」とは限らない。
自分の「一生もの」を探したくなる、そんな書籍だと思います。
4つのカテゴリーで山道具愛を語る
キャンプ、トレッキング、登山、普段使いの4編から構成されています。
初めて知る道具もあったし、「そういう使い方もあったか!」と、目から鱗の使用法なども発見でき、クリエイティビティを刺激されました。
概ね、山道具紹介本というのは、その時点で最新版でないと情報が古く使い物にならない場合がほとんどです。
『一生ものの、山道具』スタイルなら、そういったデメリットを感じさせず、読み物としても楽しいですね。
できれば続刊を出して欲しいんで、どうかお願いします。
以上、「【ブックレビュー】『一生ものの、山道具』ホシガラス山岳会著。」でした。
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