こんにちは、猫田です。
確定申告と聞くと、「なんだか、とにかく難しそう」というイメージがあります。
とくに開業初年度は、チンプンカンプンで、なにをすればいいのかイマイチわかりませんでした。
ですが、おおまかな全体像を理解し、日々すこしずつでも準備していれば、確定申告シーズンに困ることもないと思います。
今回は、個人事業主、フリーランス、副業をはじめた方、これからはじめる方向けに、僕の経験をふまえたざっくり解説です。
かなりざっくりです。
そもそも、確定申告ってなに
1年間の収入、支出、所得を申告すること。
それによって、払う税金が決まります。
個人事業主の方は、自分で書類を作成し、税務署に提出しなくてはいけません。
専業に限らず、副業であっても一定以上の収入(21万円以上)がある場合、確定申告の義務があります。
毎年、1月頃に税務署からお知らせ(書類なども)が届き、2月中旬から3月中旬までに申告します。
確定申告の種類
確定申告には、白色申告と青色申告の2種類があります。
白色申告
専業でも副業でも、事前に申請していなければ、白色申告になります。
わりとカンタンですが、後述する青色申告と違い、特典がありません。
青色申告
「大盛り、味玉付きで!」
みたいな感じで、いきなり青色申告をすることはできません。
事前に『青色申告承認申請書』を税務署に提出する必要があります。
最高65万円の青色申告特別控除や、赤字の翌年度繰越などの特典がありますが、そのぶん白色申告より面倒で、簿記の知識がないと難しく感じます。
(正直、僕は難しくて泣きました)
確定申告しなくていい人
納める税金額を決めるのですから、収入がなかったり、赤字だったりした場合は、確定申告の義務はありません。
具体的には、専業で38万円以下、副業で20万円以下は申告義務なし。
国も、お金のない人からむしり取ることはしません。
ただ、青色申告には、赤字の繰越という特典があるので、申告したほうがいいです。
というか、節税の意味でもするべきです。
以上のことから、開業するなら、青色申告一択になります。
青色申告に必要なもの
青色申告承認申請書
前述のように、青色申告をするには、『青色申告承認申請書』の事前提出をしなければいけません。
個人事業の開業・廃業等届出書
『個人事業の開業・廃業等届出書』の提出も必須になります。
これは、「これから開業しますね」と、税務署にお知らせする書類です。
屋号も登録でき、銀行口座やクレジットカードを屋号で作ることもできます。
『個人事業の開業・廃業等届出書』未提出だと、『青色申告承認申請書』は受理されません。
事前に、『個人事業の開業・廃業等届出書』のみ提出し、その後、『青色申告承認申請書』を提出してもいいですし、同時に提出してもかまいません。
この2つの書類は、国税庁のウェブサイトからダウンロードすることができます。
僕は、開業freeeという無料ウェブサービスで、『個人事業の開業・廃業等届出書』と『青色申告承認申請書』を提出しました。
質問に答えるだけで、カンタンに書類が出来上がり、あとはプリントアウトして税務署に郵送するのみ、というお手軽さです。
有料ですが、会計から確定申告までフォローしている、会計ソフトfreeeというサービスも、同じ会社から提供されています。
僕は、今年(2019年)導入したばかりなので、まだなんとも言えませんが、いずれ使用感などご紹介するかもしれません。
まとめ
働き方改革により、政府は副業・兼業を推進しています(実際は、5割以上の企業が副業・兼業を禁止していますが…)。
本当の意味で、自由な働き方が広まって行けば、「会社員だから確定申告なんて関係ないや」ということもなくなっていきそうですね。
様々な選択肢があり、リスクを分散させて働けるのが理想ですが、まだまだ難しいかなと思います。
今回は、開業したばかりの方、これから開業する方向けの、確定申告ざっくり解説でした。
本当にざっくりで申し訳ないです。
以上、「個人事業主、フリーランスのための確定申告カンタンまとめ。」でした。
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